食べ歩日記 No.9
08年07月04日、



  08年07月04日
用事があって、1泊2日で香川へ帰省。たっぷり食べました!


1軒目
植田米穀店 (高松市)

朝一番のバスで大阪を出発し、高松に着くのは10時30
分頃。高松に着いて、まず向かったのは米穀店。
「あれ?俺、この道は高校ん時に通った事あるぞ?」と
思いながら、なんなくお店を発見。

どう見ても米穀店。ここでうどんを製麺してるとは思わ
ないだろう・・。恐る恐る店に入ってみると、確かに
うどん粉の袋が積み上げられてる。
私「すいません。うどん食べれるって聞いてきた・・・」
女将「ごめんなさいね、玉売りだけなの。」
oh..言い方を間違えたね。製麺しかしてないってのが分
かってたから、丼・箸・醤油準備してきてるんやろ。

この手の製麺所であれば、製麺をしている時間に行か
なければ、茹でたてを食べるのは難しい。11時前の
この時間では、既に製麺は終わっている様だしで茹で
置きは仕方ない。
って事で、『1玉(75円)』もらって車の中で食べる事に。

袋から麺を取り出し丼に入れて持ってきたダシ醤油を
ササッとかける、麺をほぐしつつ、いただきます。
麺自身のコシは抜けているが、麺の麦の風味がフワン
と口に広がります。感じとしては、某所の様な剛麺と
いうよりは、それよりしなやか目で張りのある感じ。

これは、次回チャンスあれば茹で立てを食べれる時間
に行ってみたいな。


2軒目
橋本農器具店 (高松市)

この辺のはずやけど。ここまで来たら行き過ぎてる?
引き返しながら。ん〜、また元の所まで戻ってしまっ
た。神社の近くのはずやねんけど見落としたかなぁ?
店の前の道を行ったり来たり。

そして3往復目の時に、自分がこっち側やと思い込んで
いたのと反対側で発見。書いてきた地図が間違ってた
だけか。

やけど、ほんまにここ?マジで?
これはある大平製麺所より度肝を抜かれた。

「すいませ〜ん。」。奥から「はい。」という返事。
奥を覗くと大きな釜があり、ご主人が製麺していた。
早速「『1玉(70円)』下さい。」と、持参してた丼にもらう。

丼に玉を入れてもらい、ダシ醤油をチャッチャとかけて
ズズズー!っと。
ん〜!めちゃめちゃしなやかで、しっとり舌に乗っかる
優しい口当たり!コシは軽めだが、こっちも麺の風味
がしっかりしてる。
こういうのを食べると、麺そのものの味の大切さという
のを再認識させられる。
こっちも、出来れば次は釜揚げで食べられる時間帯に
来ててみたいなぁ〜。

私が食べている間にも、近所の人が何人もうどん玉を
買いに来ていた。地元では、結構製麺所として定着し
てるんやね。


3軒目
一福 (高松市)

一度実家へ立ち寄り、用事を済ませてから国分寺町の
一福へ。ここは、2007年3月頃にオープンしたお店で、
丸亀土器町の中村で修行した方がされている。
それ以前にも、ここには同じ名前のうどん屋があり、た
しか13〜14年前に1度行った事があったっきりだ。

さて。何を食べようか。
今日も暑いし、スッキリと冷たいうどんが良いな。と、
お品書きを見て『冷たいかけうどん・小(200円)』を
注文。暑くなくても普段通りに近いね。
すると「もう3分程で、麺が茹で上がるので少々お待ち
頂けますか?」って事で、もちろん待ちます。

細目の麺に、透き通る様なダシ。
ふわ〜。超すっきりとしたイリコダシも良いけど、この
麺もいいねぇ。細くグミグミノビノビの中にもしっかり
した弾力のあるコシ。美味いわ〜。
記憶の中にある師匠の"中村"とかなり近い印象を受
ける。
最近食べた中では、滝井の踊るうどんとかが近い感じ
かと思ったが、それよりは少しだけハードな感じ。

以前はこの手のグミグミ系麺は苦手だったが、関西で
そういうのに慣れた・そういう麺の美味さに気付いたの
もあって、こういう麺も受け入れられる様になった。
あっと言う間に麺もダシも食べ干し丼が空に。"もっと
食べたい"っていう気持ちと、"これから他に行くんだ
から"という気持ちがぶつかっています。


4軒目
宮武うどん (仲多度郡)

今回の食べ歩きには、大まかなスケジュールは立てて
きてるけど、たっぷり時間も候補店もあるからこそ迷っ
てしまう。そういう事ってあるよね。

そんな時にハッと気付いた事があった。
「そうや、今日は金曜日やん!!」
休日やと混んでるお店も、平日の昼過ぎならば結構
空いてるんでは?だったら、行列必須の超有名店で
も、今ならそんなに並ばずに食べれるかもしれない。
って事で、ぴゃーっと車を走らせ琴平方面へ。

やっぱり!さすが平日の昼過ぎ。行列は出来てないし、
駐車場も空いている。それでも、県外ナンバーの車が
一杯停まってるあたりは凄いね。
めっちゃ久しぶりや〜。HPに書いてるのだと02年05月
03日。確かそれ以降に1回行ってるはず。それでも
約6年ぶりぐらいにはなるか。

お店に入り、店員さんに「『ひやひやの小(250円)』下さ
い。」と告げ、天ぷらコーナーから『ゲソ天(120円)』を
小皿に取る。
窓際の席に座り、程なくしてうどんが運ばれてきた。
ビッっとエッジが立っていて、太いんと細いんが混じっ
た"手切りです!"という、見るからにパンッと麺に張り
があるのがわかる。
ズズズっと麺を噛むとパシッっと口の中で切れ弾け
踊る様な食感が楽しく美味い! こういう食感の麺は
大阪には、多分無いよねぇ・・?
ダシも旨さの中に、イリコ特有のほろ苦さ(エグ味)が
ほのかにあってグー!


5軒目
やす坊 (丸亀市)

宮武を出た私は、丸亀の白川うどんへ向かったが、
残念ながら14時過ぎぐらいで既に麺切れ終了。
さて次どうしよっか・・と、県道21号線から国道11号線
に出ようとした辺りで、そういえばこの先の高速高架
辺りにうどん屋があった事を思い出し行ってみた。

あれっ・・・?俺、このお店入った事ある?
写真は無いし何時行ったのか・何食べたのかも覚えて
ない。ただ、お店のレイアウト・雰囲気等を知ってた
様な気がする。ただの勘違い・気のせいかな?。

さすがに平日の14時過ぎともなれば、他にお客さんの
姿はなかった。これでは茹で置きでもしょうがないと思
いつつ、ここまではアッサリ系メニューばかりだったの
で、そろそろ濃い味のものも食べたくなってきた。

メニューを見まわし、ちょっとコッテリしてそうな『豚しょう
がぶっかけ(500円)』を注文。天ぷらコーナーはスルー
し、うどんを受け取りお会計。

おおぉ。ピシッと揃い角の立った麺。
ん!!ウマい!! 状況的には茹で置き麺だろうが、
ずっしり重みがあってまだまだ弾力・粘りあるコシが
しっかりしているイケ麺!
ダシも豚しょうがからの味が混ざり甘辛く、でも味が濃く
なり過ぎておらず美味い。
これは、私が食べたかった系統の味に近い!本日5軒
目とあれど、食欲がそそられどんどん箸が進む1杯で
した。


6軒目
てっちゃん 飯山店 (丸亀市)

今度は飯山に抜け"麺勝"へ行ってみる事にした。
が、お店が無い・・。どうやら閉店してしまったらしい。
無いものは仕方ない、次のお店を考えよう。
そういえば、"てっちゃん"が飯山に支店を出したって情
報があったぞ。ネットで住所を調べる。直ぐ近くじゃん!

県道18号線を東に車を走ると直ぐに発見。讃岐富士
こと飯野山のすぐ麓で、なんか良い所やね〜。
さすがに15時の閉店直前ではお客さんはいない。

入り口入って右側のカウンターで『ひやかけ(180円)』を
注文し、トッピングには『小えび天(140円)』を取る。
うどんを受け取り、お会計を済ませて席へ。

ズゴ〜!ズバババ・・!
ここも閉店直前で茹で置きの様だったが、麺はプリプ
リ!プリっとモチっとしていて、コシもしっかり歯切れ
感も良くってウマウマ!
こんな中途半端な時間にこんな麺が食べれるとは・・。
ひやかけのダシは少し甘味を感じるが、すっきりしてる
中にコクがある様な感じもして、麺との相性は丁度良い
具合。

私がお店を出ると、店員さんが営業中の看板を外して
いた。ギリギリだったなぁ。
高松方面に車を走らせながら、てっちゃんならではの
変わりメニューを食べればよかったかなぁと、後悔に
近い思いを持ちながら、次のお店へ。


7軒目
麦蔵 (高松市)

今度は高松競輪場近くの麦蔵へ。当初の予定から
「ここで、コレを食べる!」というのを決めていた1軒。

お店に着いたのは、夜の営業が始まる18時より1時間
以上も前。裏側のコンビニでコーヒーを買って、車の
中で仮眠をとりながら開店の時間を待つが、夕方の
日差し暑い!!暑すぎる!!
待っている間に、ここまで6軒食べてるの忘れたんか?
というぐらい、良い感じに落ち着いてきた。
そんなうちに夜営業の開店時間となり、暖簾が出る。

店に入り、迷わず『かしわざるうどん(580円)』を注文。
やっぱり鶏天の誘惑は強い!

麺が茹で始められ、雑誌を見ながら待っていると、その
うち天ぷらの揚がる音が聞こえてきて、15数分程した
ところでうどんが登場〜。

麺が白く輝いている。まずは、麺だけをパクッ。
やや麺線が荒れているのが気になったが、しっとりと
口に柔らかく当たる。とてもモッチリとした触感で
良い麺してます。
ダシに漬けて食べると、ややしっかりした味のダシに
麺が負けてしまってるかなぁとも感じたが、それらを
払拭してくれるぐらいウマウマなかしわ天。
揚げたてアツアツで、衣はザックザク!
つけダシにちょっと漬けてザクっとかじると、中から
ジュワーっと肉汁が溢れる。ジューシー!!!

営業時間といい、お店のスタイルといい、大阪に持って
行きたい様なお店ですな。


8軒目
元祖五右衛門 (高松市)

古馬場といえば、高松の夜の繁華街というイメージが
ある。大阪でいうとこの北新地みたいな感じ。
そういう場所柄もあってか、営業時間は18:00〜翌3:00
と飲んだ後の締め・帰りが遅くなった等、夜にうどんが
食べたいというニーズにしっかり応えられる1軒だ。

元祖五右衛門といえば有名なのがカレーうどん。
とはいえ、トッピングが異なるカレーうどんが何種類も
あるわけではなく、カレーメニューとしては『カレーうどん
(650円)』と『カレーうどん 青唐辛子入り』の2種類だけ。
折角ここまで来たのだから、人気の『カレーうどん』を
食べておかないとね。本日8軒目にして、ようやく温か
いうどんを注文。

打ち立て・茹でたてのうどんが運ばれてきた。
私にとって、カレーうどんっていうのは、こういう麺に
そのままカレーをかけた物というイメージが強い。
カレーの香りが、食欲をよりいっそう刺激してきます。

麺は温かくなってプツプツ切れる様なヤワな麺じゃな
く、結構しっかりとモッチリと感じ、噛むとプツッっと切れ
る様な歯切れ良いタイプ。やや太目の麺に水気の少な
いドロッっとしたカレーが良く絡みます。
カレーの辛さ・スパイシーさは程良く、辛過ぎるという事
はないが食べている内にジワジワ辛さを感じてくる。

値段設定としては、香川に住んでた頃なら"ちょっと高
目かな"と思う価格帯だが、今となっては"普通ぐらい"
という印象。


9軒目
わかめうどんの大島 (高松市)

7月4日のラストとなったのは"わかめうどん"で有名な
お店。香川では結構有名な話だと思うが、"わかめうど
ん"と言っても普通に想像される様な、わかめが上に乗
っているうどんというのではなく、麺自体にわかめを
練り込んだ麺=わかめうどんなのだ。

ここに来るのは初めてなので、ちょっとどんなのか楽し
み。それでいて、お店に着いて初めて店名が変わった
のを知りました。昼はうどん中心で、夜はうどん+居酒
屋として営業しています。

お店に入り、メニューを見てびっくり。
全てのうどんメニューにおいて"わかめうどん"が基本。
つまり、わかめを練り込んでいない麺は無いのだ。ま
た、わかめ以外にも黒い"炭うどん"等もある。

そんな私は、数あるメニューの中から『きくらげ練天ぶ
っかけ(650円)』を注文。
注文してから麺を茹でてくれてるのだろう、しばらく待っ
て待望の"わかめうどん"が運ばれてきた。

みどり!緑!ミドリ!!
ほのかに緑色というより、しっかり緑のわかめ色!
まず、ダシの漬かっていない部分の麺を恐る恐る食べ
てみる・・。あっ!美味い!"恐る恐る"というのが失礼
だったと思うぐらい美味い。
ほんのりわかめの味・香り。それでいて、グニグニとし
た伸びのあるコシ。これは、想像以上!


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