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1軒目 (極さぬ巡礼35軒目)
めんめんたなか(滋賀県東近衛市)
その通りに差し掛かると、一気に景色が変わる。
まるで倉敷の美観地区の様な感じで、趣のある
お屋敷が並んでいる。
お店に入り、お店のチラシを見ると「築200年以上
の近衛商人屋敷」とある。
席に着くと、まるで香川の郷屋敷や山田家の様な
雰囲気である。空調の具合もあるんだろうが、どこと
なく、ひんやりと涼しげな感じ。
一般メニューは温かいメニューが殆どで、店員さんに
聞くと冷たいうどんのメニューを持ってきてくれた。
それを見て、豚シャブごまだれうどんを注文。
窓の外を眺めながら待っていると、うどんが出てきた。
天丼なんかが入ってる様な器だ。こういう器で出てくる
のも珍しい。
量は、比較的少なめ。うどんの上には、豚シャブ、 キャベツ、人参、かいわれとトマト。
麺は3mm角程で少し細くも感じる。
まずは、ゴマだれのかかっていなさそうな所を一口。
麺の表面に張りのある感じで、程良く切れる食感が
良い。麺自身はあまり味を感じない、淡白な方だ。
次はゴマだれを絡め、一気に食べる。美味い。
こういうのって、タレが少なかったりして最後の方は、
タレがあまり絡められなくなったり、麺に付く水分で
タレが薄まったりする物もあるが、麺の量が少な目な
だけに、最後までゴマだれの味で楽しむ事ができる。
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2軒目 (極さぬ巡礼36軒目)
さぬき庵 (滋賀県蒲生郡)
先程のめんめんたなかからは12km程、国道8号線沿い
にあるお店。駐車場も広い。
お店の入り口には、大将の似顔絵と思われる様な
イラストがある。
店に入ると、既に何人ものお客さんがうどんを食べて
いた。その雰囲気は地域に根付いたお店の様である。
メニューを見ながら、揚げたまごぶっかけも気に
なったが、じょーさんが注文したので、私は
うなぎぶっかけ(冷)を注文。
おでんを摘もうかどうしようか迷いながら、待つ。
うどんの上には、大量の刻み海苔と胡麻がかけ
られていて、ワサビが乗っている。
私は、基本的にはうどんには生姜と思っているが、
このメニューならワサビもOK。
麺は特に氷水で冷やしたりはしていない様で、
ちょっとぬるく感じてしまう。しかしながら、その分、
麺の味をよく感じる事が出来る。
鰻とダシと麺、それにゴマとノリが良く合っている。
(ちょっと、ゴマとノリは多いかなぁ・・・)
コシは強くなく柔目の食感。この強すぎないコシが、
地域の合っているのかもしれない。
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3軒目 (極さぬ巡礼37軒目)
讃岐ノ助 (滋賀県大津市)
琵琶湖大橋を渡り、本日3軒目は讃岐ノ助へ。
琵琶湖大橋があるお陰で、ずいぶんな移動時間短縮・
ショートカットができる。
駐車場の入り口には『讃岐うどん』『大阪イカ焼き』
『北海道ソフトクリーム』の3つの看板が。都道府県で
考えると、日本で一番小さい県・二番目に小さい府・
一番大きな道という不思議な組み合わせだ。
店に入り、ここへ来て"かけ"が食べたい気分。
なので、トッピングにはあなご天を取る。
あっ、巡礼・後半編で初めての温かいうどんだ。
と言いつつも・・・
「かけ小。うどんは温めなくていいです。温めなくて
いいんで、そのままダシをかけちゃって下さい。」
と"ひやあつ"を要求。
皆から「関西で、それは言ったらあかんってw」等と
ツッコミを受けつつ、ひやあつ対応して頂けました。
ダシはかつおダシのやや濃い目。香りが食欲をそそり
ます。セルフらしいというか、万人に当たり外れの
少ないダシと感じる。
ダシで少し温まった麺は、もちもちしていた。
でも、麺の感じは讃岐に近い気がしたのが良い。
店を出て、ソフトクリームを食べて次ぎに向かいます。
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4軒目 (極さぬ巡礼38軒目)
古蝶庵 (滋賀県大津市)
滋賀県ラストのお店に、16時ごろにお店に到着。
「・・あれっ?電気消えてる!暖簾出てない!」
土曜日は11時〜20時まで通し営業のはずでは・・?
暫く窓から様子を伺ったりしていると、佐川急便の
トラックが荷物の配達にやってきてた。ナイス!
それに便乗し、荷物を受け取っていた店員さんに 「今日って夜何時からですか?」と聞くことができ、
17:30から夜の営業が行われる事を確認。
臨時休業じゃなくって良かった。
近くで時間をつぶし、17:30分に再びお店へ。
店内は落ち着いた雰囲気で結構ゆったりしている。
折角ここまで来たんやから名物のイベリコいっとかな。
と思い、イベリコ温玉ぶっかけを注文。
他のは驚くほどデカい器で出てきたが、これは涼しげな 小さな器で出てきた。
まず、麺を1本すすってみる。
キター!こいつは、今日一番の当たり麺だ。
よく水で絞められており、しっかりとコシがでている。
具となっているイベリコ豚もしっかりと甘辛い味付けが
されている。そして、噛むと豚本来の旨味甘味が口に
広がる。
ダシは、ちょっと不思議な味わい。辛目でちょっとアルコール分(本みりん?)が残っている様に感じた。
全体的なバランスも良く、レベルの高いお店だ。
滋賀県も侮れん!
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5軒目 (極さぬ巡礼39軒目)
二八うどん ぴすぷ (兵庫県尼崎市)
大阪に帰り、梅田でじょーさんと別れた後、お腹の
具合も良い感じになってきた。「もう1軒行ける!」
そう思い夜しか開いていない、二八うどんぴすぷに
行く事にした。すると、花鳥夫妻が送ってて頂ける
とのこと。ありがたいことです。
お店に到着すると、怪しげな雰囲気が・・。
しかし、お客さん一杯。なんとか3人分の席を空けて
もらえたので、学校の机に座る。椅子と机が小さく 感じる・・。
するとお髭の大将が、「うどん、基本的にお任せなんで
すが、どんなんがいいですか?」と。
私「あー。冷たい麺が良いです。」
店に行く前は「値段とかも気にしないから、スペシャルで。」って注文したら、どんなん出てくるんやろう・・?って思っていたのだが、言えなかった・・。
しばらく待つと、小鉢で生醤油が出てきた。
生醤油うどんですか。さらに待つとうどんがでてきた。
うわー、がっつりサイズ。
葱、かいわれ、ワカメ、胡麻、かつお節、卵の黄身。
麺が隠れる程に具沢山で、まず麺を1本引っ張りだし、
そのまま食べてみる。
あっ、美味い。伸びる様な麺質で、グミっとした食感。
そして、麺そのものに風味がある麺だ。
生卵を絡め、ダシ醤油をサッとかけて、ズズーッと。
卵の甘味もプラスされ、ふんわり柔らかい味わいだ。
みるみる内に、うどんが減っていく。
ヤバイ、これ美味いわ。なんぼでも入るがー。
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